誰が顧客?

こんばんわ。


最近はもう春だな~と思っていたら、急に雪が降ったりしてなかなか気象が安定しませんね。


さて、私の開業へ向けての最近の動きなのですが、

進んでいるのかいないのかよくわからない状態です。

自分の事業を定義づけることもままなっていません。


とりあえず、顧客が誰なのかを決めるところから進めています。

経営学の大家でもあるP.ドラッカーは、

彼の著書「マネジメント」の中で「まずは顧客からはじめる」と言っています。

正確には、

「企業の目的と使命を定義するとき、出発点は一つしかない。

顧客である。

顧客によって事業は定義される。

事業は、社名や定款や設立趣意書によってではなく、顧客が財やサービスを購入することにより満足させようとする欲求によって定義される。

顧客を満足させることこそ、企業の使命であり目的である。

したがって、「われわれの事業は何か」との問いは、企業を外部すなわち顧客と市場の観点から見て、初めて答えることができる。」

(マネジメント エッセンシャル版 23ページより)

と記しています。

ちなみに私は「マネジメント」を読んだことがないです。

これは「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」、通称「もしドラ」から引用してます。

「マネジメント」は私にとってはまだ難しいです(笑)。


さて、顧客を明確にしていくということは、マーケティングの観点からも非常に重要視されます。

中小企業診断士試験の2次試験、事例Ⅱにおいて幾度と無く「ターゲット」についての出題がされています。

ただし、ここでのターゲットはより詳細な顧客層や顧客イメージについてとなります。

まずはじめに、企業の定義づけ、専門的には「企業ドメイン」を決定づける場合の顧客はもっと広範に渡るでしょう。

つまりは、「企業が満たしてあげたいと思っているニーズを持った顧客」を探さなければなりません。


他にも、顧客を重視している考え方がありました。

先日、無料で大学講義がネットで受けられるgaccoで「新規事業開発スキル」という講座がありました。

その中で「ビジネスモデル・キャンバス」という、ビジネスモデルを作るためのフレームワークが紹介されていました。

このフレームワークでも、まずはCS(Customer Segments)顧客セグメントを決定する必要があると、説明されていました。

そして、ここさえ決まれば8割方はもう出来たものだそうです。


こんな感じで、

「顧客は誰なのか?」

「どんなニーズを持っているのか?」

といった問いかけをしていくことで、何の事業を始めるのかを決定づけることができるそうです。


しかしながら、これがとても難しい。

私が始めたい事業のテーマとしては「学び」「教育」「能力開発」などです。

しかし、これらを求める顧客がどういった人たちなのかがイマイチわかりません。

もちろん、学生とか受験生とかそういった当たり前のことは分かっています。

ですが、本来企業が事業の対象とする顧客はそうした当たり前の答えではないようです。

当たり前の顧客を事業の対象とすると、苛烈な競争に巻き込まれて生き残れない。

自分たちが今後、価値を提供していく対象が曖昧過ぎるといった感じになるそうです。

だから、この「顧客は誰なのか?」という問いの答えは、難しいようです。

まぁ、これからも気長に考えてみたいと思います。

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